適切なスキンケアを施すこと以外にも、乾燥肌に水分を補う方法がないわけではないようです。
皮膚に直接つけるコラーゲンもいいですが、例えばコラーゲンを体内に取り入れて肌の保湿力を高めるという方法もあります。コラーゲン鍋は美肌にいい食べ物として広く知られています。
イチゴや人参、うなぎなどに多く含まれるビタミンAは、皮膚粘膜の働きを整えて粘膜部分を正常にする効果があると言われています。
うなぎやいわし、牛乳や肝臓部分には。皮膚の成長因子となるビタミンB2が含まれています。きれいな肌を維持するには重要な成分といえます。酒かすやマグロ、レバーにビタミンB6が存在しています。
ビタミンB6は皮膚炎の予防や緩和にいいとされている成分で、美肌を目指すには積極的に取り入れたい成分です。老化の原因物質である過酸化脂質を減らすには、ビタミンEの摂取がいいでしょう。
ビタミンA、Cと一緒に摂取することがビタミンE摂取のポイントです。煎茶やヘーゼルナッツ、アーモンなど植物性の油脂に多く含まれる脂溶性ビタミンで、抗酸化作用があるといいます。
乾燥肌対策としてビタミンCが用いられることはないようですが、肌がコラーゲンを作る作用を助けるなどしてくれます。
コラーゲンとビタミンCは併用が勧められており、キウイやモロヘイヤ、ピーマン、レモンなどに多く含まれています。乾燥肌を改善するスキンケアで得られた効果を、よりよいものにするには食べものに気を使うことも大切です。
1つ1つ食事でとるのは大変だと感じる場合には、サプリメントで摂取する方法もあります。サプリメントの中には乾燥肌対策を目的とした、肌の潤いをプラスするための成分で構成されている商品もありますので、乾燥肌対策に気軽に取り組めるという利点があります。
ただし、サプリメントに依存した栄養摂取を続けていると、必要以上の成分を取り入れてしまう場合もあります。スキンケアとサプリメントと食事改善を、バランス良く実行していくことが乾燥肌の改善が期待できます。